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マグカップや湯呑みのプレゼントを上手に選ぶ

厚さも高さも大きさもさまざまなマグカップや湯呑み。綾の作家たちの作品です。
綾国際クラフトの城で販売中のマグカップや湯呑み

マグカップや湯呑み茶碗をプレゼントしたのに使われてない…ってありませんか?日常的に使われるものだからこそポイントを押さえて、より好みに合う物を選びましょう。

 

マグカップや湯呑みを買うときにはここをチェック!

自分用にしろプレゼント用にしろ、色や形で選んでしまいがちなマグカップや湯呑み。

工芸品の物はちょっとお高めだから、より好みに合うものを選びたいですね。

とても大事なチェックポイントは、2つ。

1,厚さ  2,重さ(大きさ) です。

 

ポイント1 意外と見落としがち!マグカップや湯呑みの厚み

一番のポイントは「口触り」と「熱」の2つの好みを振り分ける厚みです。

 

口触りが合う湯呑みは手放せない

 マグカップや湯呑みは、体の中でも柔らかな唇に当たります。また、口回りには細かな筋肉が集まっているため、「この厚みがピッタリ」というのは人によって違います。

 プレゼントしてもなかなか使ってもらえないときは、口触りがなんとなく合わないのかも知れません。

 逆に、口触りがピッタリ合うものは、なぜかお気に入りになって使ってしまいます。

 口回りの筋肉が発達していない子どもや、筋肉が衰えている人には、やや厚めがよいでしょう。

 

熱いのがお好き?ぬるめがお好き?

 お風呂ではありませんが、お茶にも好みの温度があります。

 とても熱いお茶が好きな人に薄手の湯呑み茶碗を贈っても使ってもらえません。好みの温度の熱いお茶を入れると、湯呑みが熱くて持てないからです。

 特に陶器は熱を伝えるので、熱々のホットが好きな方は厚めのものを、美味しいお茶で少しぬるめが好みの方は薄手の物が良いでしょう。熱いのが好きだけれど薄手のカップが欲しい方は、取っ手つきのティーカップ型をお勧めします。

 

ゆっくり飲みたい派は厚めがおすすめ

 冬の三宮の老舗喫茶店で、野々陶苑が「見て!冷めにくいカップ!」と感激していました。ゆっくり時を過ごして欲しいという老舗店の配慮が、陶芸家には一瞬で伝わったようです。

 そのとき出てきたのは、陶製の厚めのコーヒーカップ。

 熱を溜め込む厚手のコーヒーカップは、少し重いのですが、ゆっくり飲みたい時や仕事中におすすめです。

 

こだわりの温度で飲みたい方や猫舌の方は薄手がおすすめ

 温めのお湯でお茶を入れると甘味が出て美味しいのをご存じでしょう。薄手のカップならちょうどよい温度を確認できます。

 薄手のカップは、温度を感じやすく冷めやすい点から、飲んで「熱っ!」を避けたい猫舌の方にもおすすめです。

 

 

ポイント2 マグカップや湯呑みは意外と重くなる

 飲み物を入れて口まで運ぶマグカップや湯呑みは、何も入っていないときに比べ、意外と重くなります。

 特に陶製は厚手や大きめだとカップだけでも重みがあります。そこに飲み物を加えるとさらに重みが増すと覚えておきましょう。

 厚手のマグカップや湯呑みには、熱くなりにくいとか、冷めにくいという利点はありますが、重さが難点。手が小さい人や非力な人には使いづらい一面があります。

 マグカップや湯呑みを持って、手に収まりやすい大きさであると共に、重さが気にならないかチェックしましょう。

 力があまりないけれどたっぷり入るマグカップが欲しい場合には、木製もおすすめです。

 

マグカップや湯呑みを上手に選んで笑顔を広げましょう

 暮らしの中で出番の多いマグカップや湯呑みは、身近な工芸品。値段が手頃なものも多いため、プレゼントにもよく選ばれます。

 使う上でのポイントを知っていれば、自分のお気に入りも探しやすくなるでしょう。

 リフレッシュタイムに、リラックスタイムに、おうち時間を豊かにするマグカップや湯呑みと出会えますように。

 

《一言メモ》

陶器の厚さは、使う土などにより変わります。 

厚めがお得意 元町陶苑、大原陶苑、野々陶苑

やや厚手~やや薄手 八衛門窯、綾城焼

薄手がお得意 陶房八十一、銀色少年とアカイふらすこ

 

木製マグカップ 児玉工芸

 

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