新刀の祖として名高い田中(堀川)国広。その刀を展示するために復元されたといっても過言ではないのが綾城です。構築までには数度にわたり日本城郭協会が調査考察を重ね、中世山城である綾城を想定しました。

 

【昭和の築城秘話】

この大きさの建物を木造のみで建てるのは当時の建築基準法に抵触しました。けれども、「本物を作る」という郷田町長(当時)の情熱に町内の人々が呼応。町内の大工や石工などの全面的協力で忠実に再現されました。昭和60年春に完成。日本で初めての戦国初期城楼建造物です。

 

【見どころ】

☆急な階段を上がった物見やぐらからは綾の町が一望できます。

☆使用木材(原木)2,000石用材 ツガ(主に柱)、ケヤキ(主に入口)、サクラ(主に階段)、ユス(物見やぐら)、ヒノキ、スギ

☆白内には刀や甲冑などを展示。綾の戦国時代を感じさせる歴史資料館となっています。


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